令和元年第3回芳賀町議会定例会が6月13日に開催され、各報告や議案が審議された。会議では、繰越明許費繰越計算書や公益財団法人芳賀町農業公社の経営状況が報告され、大きな議論は見られなかった。
特に注目されたのが新たに計上された予算である。議案第46号での委託工事契約の締結については、特に質疑もなく可決され、スムーズな運営が行われた。また、議案第47号と第48号ではパソコンの購入が議題となり、各議員からの質疑を受けた。江間田信一議員は2,200万円の契約金額について、その背景や目的を質し、企画課長の齊藤和之氏が詳細に答えた。
パソコン購入の趣旨は、2020年1月に終了するWindows7のサポートに起因し、対応として全台入れ替えを行う必要性が強調された。江間田議員からはリース契約の検討についても質問があり、齊藤課長は比較検討を行った結果、一括購入が有利と判断したと説明した。このやり取りは、今後の経費負担のあり方に関わる重要な議題となる可能性がある。
更に、議案第50号では令和元年度の一般会計補正予算が議論され、特殊詐欺対策としての電話機購入補助についての議論が展開された。大関総務企画部長兼総務課長は、詐欺被害の増加を背景に補助の必要性を訴え、公費での支援を示唆した。
最後に副町長選任同意案が提出され、古谷一良氏が新任として選任されることが決議された。議会全員の賛成により新しい体制が整う期待が寄せられ、町の運営に弾みをつけることが期待される。議会は円滑に進行し、全ての議題が可決されて終了した。