芳賀町議会の定例会では、重要な議題が取り上げられた。特に、LRT整備事業の35億円増額についての議論は、町民の関心が非常に高い。これは、町の未来を左右する大事業であり、人口減少や少子高齢化を克服すると期待されている。
この事業は、初めての試みであり、国からの承認も受け、長年の願いが叶ったものである。一方で、事業費が46億円として説明されていたにもかかわらず、突然の増額には疑念を持つ町民も多いと指摘された。石川保議員は、この増額が適切な理由によるものなのか、町民への丁寧な説明が求められると述べた。
見目町長は、LRT事業は多くの効果が期待でき、町民にとっても重要であると強調した。また、資金調達には国からの交付金を活かす考えを示し、起債を通じて事業を進める意向を示した。町民の理解を得るため、広報を通じて情報提供を行うとの姿勢も示している。
次に、コロナウイルスワクチン接種に関する準備状況が話題になった。中村由美子議員が、接種完了に向けた具体的なスケジュールや、運動不足による健康影響に対する対策について質問した。町長は、ワクチン供給の見通しが不透明であることをしっかりコントロールする姿勢を見せている。
特に、ワクチン接種については、全体の流れを整備する必要がある。授与券の送付については、高齢者に向けた対応を進めるとした。しかし、基礎疾患のある人々への対応には自己申告を求める方式に変更されるなど、不安の声も多く寄せられた。
また、運動不足の問題についても、改善に向けた施策が求められている。町は、自粛生活による生活習慣病の増加を防ぐべく、運動教室や体操の普及を行う計画。実行委員会との協力により、町民が参加しやすい環境を整えることが急務である。