令和2年12月3日、芳賀町議会は第9回定例会を開催した。
主な議題には、芳賀町の諸条例改正が含まれ、おおよそ全ての議案が原案通り可決された。議長の小林信二氏によると、出席議員14名が集まり、定足数が満たされた状態で議事が開始された。
議案第60号の「芳賀町公園設置条例の一部改正」では特に質疑や討論が無く、全員賛成で可決された。これに続く議案第61号、62号に関しても同様に質疑は無く、原案通り可決。これにより国民健康保険税及び都市計画税の改正が確定した。
指定管理者として選定された「株式会社日本水泳振興会」については、北條勲議員が質疑を行った。公の場で質問した内容の中には、管理者の職員の配置や料金設定についての疑問が含まれていた。特に、海洋センターの料金を比較した上で、町民向け料金が町外料金よりも高い点や、修繕費の負担について確認が求められた。
古谷一良副町長は、経費節減と利用者増加の実績を提示しつつ、指定管理に移行したことで得られた効果について説明した。この提案に対しても、北條議員は詳細を追求し、様々な角度からの見解を示した。これらの質疑があったにも関わらず、大部分の議案は特段の問題も無く、承認された。
さらに、追加議題として「防災・減災、国土強靱化対策の推進を求める意見書提出」も決議された。大根田周平議員がこの件に関して趣旨を説明し、議会として国に対する積極的な要請が不可欠であることを強調した。特に、自然災害対策の整備には予算枠の拡大が求められると述べ、議員全員の賛成を得て意見書確認が行われた。
最終的に、すべての議題が終了し、午前10時51分に議会は閉会された。議事録に記載された内容に基づき、芳賀町の今後の政策及び施策が推進されることが期待される。