令和4年12月2日、芳賀町議会では第7回定例会が開催され、一般質問が行われた。
北條勲議員は「町木の変更について」質問を行い、往年の町のシンボルであるケヤキの伐採について意見を述べた。
町長の見目匡氏は「倒木や枯れ枝の落下防止のため、管理上の都合で伐採している」と説明した。
議員は、町木の改定を通告することが容易である点や、時代の変化に合わせた対応を求めた。これに対し、町長は「町木変更の考えはない」と強調した。
次に「電源不要の防犯灯設置について」も言及された。議員は太陽光発電を活用した防犯灯の設置を提案した。
町長は「電源のない場所でも設置の選択肢に入れるが、曇りの日の影響を考慮する」と説明し、安全なまちづくりに繋げたいと述べた。
続いて、財政のリスク管理について北條議員は言及。町の重要な税収源である工業団地企業の撤退リスクについて懸念を示した。町長は関連企業との信頼関係を構築しつつ、税収の減少リスクについて、基本的な住民サービスの維持は可能だと考えているとの見解を示した。
農産物のブランド化に関する話題も取り上げられた。岡田年弘議員は芳賀町農産物のブランド化推進の重要性について質問し、町長は持続可能な農業を進めるための施策について説明を行った。
「にっこり栽培面積の拡大」や「梨団地の整備」を強調し、関連支援策を継続していく方針を示した。新たな観光資源としての梨団地活用や、生産者の自主性を尊重した支援が重要だと語った。
そのほかにも、米や梨のブランド化における地域のイメージ向上も視野に入れると述べた。
最後に、町長はブランド化を積極的に推進する意向を表明したが、特別な推進課の設置は現段階では考えていないとのこと。議会は午後11時28分に散会となった。