令和4年9月2日、芳賀町議会第5回定例会が開催された。
本会議には14名の議員が出席し、会期は9月14日までの13日間と決定された。
議案の中で、特に重要な経済報告がいくつか上程された。
最初に、町長の見目匡氏が公益財団法人芳賀町農業公社及び芳賀町ロマン開発株式会社の経営状況を報告した。
これによると、ロマンの湯は昨年度より入館者が約1万7,199人増加し、売上も3,717万5,000円の増が見込まれているという。また、友遊はがにおいても3万1,151人の増、売上高が2,049万4,000円増加したことが強調された。
次に、令和3年度の健全化判断比率及び資金不足比率についても報告された。
実質赤字比率は未発生、実質公債費比率は1.8%と報告され、全ての会計が健全であると確認された。
また、令和3年度の一般会計決算についても言及され、歳入決算額は115億7,965万8,000円で、前年よりも8.4%減少した。特に法人町民税の減少が大きな要因であり、その内訳も詳細に報告された。町長は「健全な財政運営を継続するためには、歳入確保に最大限努める必要がある」と述べた。
さらに、職員の育児休業や勤務時間の改善を図るための条例改正案も承認され、勤務環境の整備が進むことが期待されている。これにより、より多様な働き方の実現や、育児休業取得の促進を目指す。
最後に、補正予算が提案され、一般会計に4,841万9,000円が追加される予定である。これには新型コロナウイルス対策としての費用も含まれており、今後の施策に大きく影響する見通しだ。
議会では、一連の議案がスムーズに進行する中で、議員たちの協力により決議が進められた。新たな施策と共に地域発展を目的とした議論が続く様子が伺えたという。