令和5年1月31日に、芳賀町議会の臨時会が開催された。重要な案件がいくつか取り上げられ、町の今後の方針が決定された。
最初に取り上げられたのは、損害賠償に関する報告である。町長の見目 匡氏は、町道における自動車事故について、損害賠償額を決定したと述べた。賠償額は107,364円で、全国町村会総合賠償保険を通じて対応されるという。これに対して質疑は行われず、そのまま承認された。
次に、工事請負契約の変更に関する報告が続いた。ロマンの湯に関連する案件について、町長は契約金額が約3億7,950万円から約3億8,196万円に変更されることを報告した。この変更は、蓄電池設置のための基礎追加や目隠しフェンスの門扉追加によるものである。
同様に、生涯学習センター水橋分館に関する工事の変更も報告された。契約金額は1億5,559万5,000円から1億5,589万2,000円に増額されることが決定された。この変更についても質疑はなく、報告が終わった。
さらに、町職員の定年延期に関する条例の改正が協議された。見目氏は、国家公務員法改正に基づく必要な手続きを説明した。議会では異議なく可決され、町職員の定年引き上げが決まった。
工事委託に関する基本協定についても話し合われた。資材高騰の影響を受け、工事委託の契約金額が約5億4,460万円から約6億2,890万円に増加することが可決された。
最後に、令和4年度の公共下水道事業に関する補正予算が審議され、債務負担行為の限度額を増額する内容で可決された。議案全てが原案通り可決され、令和5年第1回芳賀町議会臨時会は閉会した。
町の経済基盤を支える重要な決定がなされた今回の臨時会は、後の活動に大きな影響を与えると考えられる。