芳賀町議会は、令和2年第1回定例会を開催し、8つの議案について審議を行った。
主要な議案として、令和2年度の一般会計予算と各特別会計予算が提案され、議員たちによる質問が相次いだ。
特に注目されたのは、令和2年度芳賀町一般会計予算に関する質疑で、石川保議員が電子黒板の導入について言及した。彼は、教材費や機器のリース料について詳しい説明を求めた。こども育成課長の大根田淳一氏は、電子黒板の導入目的を強調し、各小中学校に合計55台を設置する方針を示した。リース料は2043万9千円となっており、効率的な導入を目的に複数年に分けた購入計画を見直したという。
また、質疑では、電子教科書の導入に関する詳細な内容が問われた。大根田課長は、主要5教科を対象にした電子教科書導入を説明し、ライセンス契約に基づき、各教師が使用できる形を目指すと述べた。また、ICT支援員の役割についても言及され、授業中のトラブル時にその支援を行うことが計画されている。
続いて大根田周平議員が学童保育所の新築工事について質疑を行い、具体的な規模や建設場所について説明を求めた。保健事業に関しては、岡田年弘議員が指摘し、里山林整備や道路維持補修について改善を求める意見が出された。各議員は地域の安全や福祉事業に関する質疑も行い、早急な対策や整備の重要性を訴えた。
質疑を終えた議会は各議案を所管の常任委員会に付託することを決定した。今後の議論が注目される。