令和2年5月8日、芳賀町議会は臨時会を開催し、複数の議案について審議した。主要な内容は、新型コロナウイルス感染症への対応や関連する条例改正に関するものであった。
町長の見目匡氏は、コロナウイルス感染拡大防止に向けて、不要不急の外出自粛を5月31日まで延長すると報告した。学校は分散登校を5月11日から実施し、道の駅「ロマンの湯」は5月31日まで休館するが、直売所などは5月11日から再開する。
その後、町長は複数の専決処分に関する承認を求めた。最初の議案は「芳賀町税条例の一部改正」で、主に税収の猶予措置や特例税率について説明した。町議会はこの案を全員賛成で可決した。
次に、都市計画税条例の改正案も同様の理由で承認された。いずれも仲間や地元中小企業への配慮が含まれている。
次に、令和2年度の一般会計補正予算について町長は「借入金や特別給付金の支出が見込まれるため、補正予算を実施する必要がある」と述べた。総額5,916万円の補正により、予算の合計額は101億5,916万円となった。この補正予算には、新型コロナウイルス対策としての中小企業への支援が含まれ、具体的には資金貸付や利子補助金、事業休業の協力金が盛り込まれた。
さらに、国民健康保険条例の改正案が説明され、新型コロナ感染者に対する傷病手当金支給のための法整備に関する議案も可決された。