令和4年3月7日、芳賀町議会は定例会を開催した。
議題には令和4年度の一般会計予算や特別会計予算が含まれ、生涯学習センターの耐震補強や、公園整備に関する討議が行われた。特に一般会計予算の質疑においては、温泉センターの改修工事が3億9325万円計上され、住民から期待が寄せられている。
大根田周平議員は、温泉センターのESCo事業に関連する委託料627万円に言及した。商工観光課長の山本篤氏は、温泉センターの環境改善を目的にエアコンと照明の改修や、太陽光パネル設置を行うと強調した。また、災害時の避難所としての役割を強化するため、蓄電池設置も計画されている。
次に、山口菊一郎議員が高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について質疑した。この事業は後期高齢者医療広域連合と連携し、地域高齢者の健康維持を図るものである。住民生活部長の稲川英明氏は、地域分析に基づき、効率的な事業を展開することが重要であると述べた。
また、北條勲議員は公共下水道事業に関連し、これまでの進捗状況や今後の整備方向について質疑した。課長の磯顕吾氏は、計画中の事業が慎重に進められていると報告したが、町民からの早急な整備を望む声にも配慮しながら工事を進行させる意向を示した。
加えて、教育民生常任委員会への付託が決議される中で、町長・見目匡氏は整備事業についての住民への説明及び懸念の解消に努めていく方針を述べた。特に環境対策や地域振興が求められる時代背景の中、今後の事業展開が注目を集めている。議会は、様々な事業の推進が町民に寄与することを目指し、委員会における審議を通じて公平かつ開かれた議会運営を進めていくとして、新年度に向けた具体策が期待される。