芳賀町議会第7回定例会が令和2年9月3日に開催された。
議会では、新型コロナウイルス感染症対策や避難所運営の重要性が強調された。
特に、中村由美子議員による質問では、台風時期の避難所におけるコロナ対策が必要であると指摘された。
町長の見目匡氏は、避難所での乳幼児や妊産婦に対する配慮を含めた取り組みを説明し、特別なスペースを設けることで、感染拡大を防ぎつつ、避難者の快適さを保つ必要性を強調した。
また、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行に備えた対策も議論された。
町長は、予防接種費用の助成を全世代に拡大する旨を述べ、該当の施策を補正予算として提案した。
町民の健康維持を図るため、感染症予防に向けた意識更生も重視されており、周知活動の強化が進められる。
次に、サイクルツーリズムに関する提案もあり、町は自転車を利用した地域づくりを図るため、県北地域にサイクリングルートを整備する方針を示した。
町長は、芳賀町とサイクルスポーツマネジメント社による連携協定を結び、自転車の普及と観光資源としての活用を目指す方針を明らかにした。
また、LRT車両に自転車の持ち込みが可能になるよう、宇都宮市と連携しながら検討を進める必要性が言及された。
農業振興においては、農業従事者の高齢化や新規就農者の支援が重要課題として取り上げられた。
町長は、法人化の促進や就農者へのサポート事業の具体的計画について言及し、地域の農業の安定化を図るために取り組む考えを示した。
さらに、芳賀町ブランドの確立を目指し、地域特性を生かした農作物の育成が求められる。