芳賀町議会は令和3年9月8日、定例会を開き、令和2年度の各種特別会計決算などを議題とした。
議題の中で、北條勲議員は施策マネジメントシートの実績に関する透明性の不足を指摘し、実績が記載されていない理由を質した。これに対し、齊藤和之企画課長は、今年度の実績は各年度終了後に記載していくと説明した。この意見に対して、北條議員は同様の資料に過去数年の実績が欠如している点を再度追及した。
また、江間田信一議員は、南小学校の光熱水費が高額であることを指摘し、具体的な支出内訳や背景について質問を行った。大根田淳一学校教育課長は、南小学校がガスヒートポンプ式の空調システムを導入したため、ガス代がかさむとの見解を示した。
さらに、小林隆志議員は、農業振興策における大規模経営体の数について疑問を呈した。農政課長の小林芳浩は、法人と個人を合わせた数であることを説明し、今後も集約的な施策を進める考えを明示した。議員は、特に中期計画の数値目標に対し、戦略的な取り組みが必要であると強調し、質疑が続けられた。
そのほか、し尿処理費の負担増やかしの森公園の再整備計画に関する質疑も行われ、議論は多岐にわたった。今回の定例会では、芳賀町の豊かな財政状況や今後の施策の方向性について確認され、各議員からの意見交換が行われた。最終的に認定案件は所管の常任委員会に付託されることが決定した。
本日はすべての日程が終了し、散会となった。