令和元年第4回芳賀町議会定例会が9月3日に開催された。
出席議員が定足数を満たしたことが確認され、会議は無事に開会された。
本議会の主要な議題は、平成30年度の各会計決算の認定及び関連する報告である。
町長の見目 匡氏は、報告第5号及び報告第6号の経営状況について説明を行い、公益財団法人芳賀町農業公社及び芳賀町ロマン開発株式会社の決算は適正であったと述べた。
さらに、報告第7号において平成30年度の健全化判断比率及び資金不足比率について説明した。町長は、普通会計及び連結実質赤字比率はともに赤字が無く、財政状況は良好であると強調した。
特に、実質公債費比率は2.2%であり、早期健全化基準を大きく下回っている。
また、認定第1号において、芳賀町一般会計をはじめとした各特別会計の歳入歳出決算認定が求められた。
歳入決算は79億4,454万5,000円で、前年より3.8%増とのことだ。
歳出決算は74億8,258万5,000円で、こちらも前年比で4.4%の増である。
結果として、実質収支は3億6,444万3,000円と黒字決算が続いている。
今後の課題として、町内における法人町民税の減収が懸念されている。
引き続き効率的で持続可能な財政運営が求められている。
さらに、森林環境整備基金条例や職員の給与に関する条例改正等、議案の提案が行われ、議題に対する積極的な検討が促された。
議論は、特別委員会や常任委員会での質疑に分かれて行われる模様である。
また、議会運営委員長の岩村 治雄氏からは会期の決定についての報告もあり、今議会は9月13日までの11日間にわたり行われることが確認された。