令和4年第5回芳賀町議会定例会が開かれ、令和3年度一般会計及び各種特別会計の歳入歳出決算が議題に上がった。目玉となる決算認定を受けた会計は、芳賀町の財政運営を示す重要な資料であり、将来の政策に影響を与える可能性もあるとされる。
議会では、特に、一般会計の歳出に関して、多くの質問が寄せられた。1番の中村由美子氏が、環の町芳賀総合推進員賃金が前年より大幅に増加していることについて質問した。山本篤環境対策課長は、令和3年度の319万8,000円には、環の町芳賀総合推進員1名と会計年度職員が含まれていることを説明した。これに対し、中村氏は、会計年度職員が増加したことを確認した。
次に防犯灯設置工事の予算についても議論があった。中村氏は不使用額が55万8,350円にも上ると指摘。大根田和久総務企画部長は、設置要望に対する全ての対応を進めていると答えた。中村氏は今後も役場からの提案を期待する意向を示した。見目匡町長も、町民の安全を重視し、計画的に防犯対策を進める考えを強調した。
さらに、岡田年弘氏は、土地売払収入について質疑。赤澤幸男建設産業部長は、祖母井中央地区整備事業による宅地分譲で得た収入について詳しく説明した。また、町体育館跡地の今後の利用計画についても意見交換があり、町民の生活の質向上を図る必要性が唱えられた。
芳賀町の商業用地についても触れられ、赤澤部長は、現在まで契約には至っていないものの、問い合わせが数件あると述べた。さらに、今後は賃貸の検討も行う考えを示し、地域住民の利便性向上を目指す意向を示した。