令和6年3月7日、芳賀町議会は第1回定例会を開催した。
本定例会では、合計38の議案が審議され、全議案が原案通りに可決された。特に議案第1号の芳賀町職員の給与に関する条例改正は、職員の処遇向上を目的としており、全議員が賛成した。
議案第8号では、会計年度任用職員の給与及び育児休業に関する条例の改正が提案された。町長の大関一雄氏は、会計年度任用職員について「正職員を補完する役割を果たしている」と述べ、今年4月からの勤勉手当の支給により、処遇の改善が図られることを強調した。
議案第30号の令和5年度芳賀町一般会計補正予算についても、効果的な財源活用とともに事業計画の見直しが進められ、会計状況の健全化が確認された。特に、町の財政調整基金の積立が行われたことで、将来の財政基盤が強化される。
また、議案第35号の農業集落排水事業特別会計補正予算についても、町内インフラ整備の一環として採択され、地域住民の生活環境改善が見込まれる。
一方、桜堤遊歩道整備計画について、石川保議員は「桜堤の植栽基盤造成工事の進捗が不透明だ」と指摘し、財政の在り方についても疑問を呈した。町の観光資源の育成と財政運営の両立を求められた。
全体を通して議論は活発に交わされ、地域の課題解決に向けた議員間の協力が期待されている。議会は今後も芦賀町の発展のために、必要な財源を見出し、整備計画を進めていく方針だ。