令和4年9月20日、志木市議会は定例会を開催した。今回の会議では、台風14号の影響や各種施策について多くの議員から活発な意見が出され、長期的な対策が求められた。
初めに、台風14号の影響について、天田いづみ議員（志木市議会）は、台風による地域への影響を考慮し、被災者への支援と復旧の早期化を求めた。これに対し、香川武文市長は速やかな対応を約束し、復興の重要性を強調した。
次に、県道の再編に関する質問では、天田いづみ議員が県道の整備状況と、市道2600号線の移管時期について質問した。中森福夫都市整備部長は、「現在、富士見大原線の移管は未定である」と述べ、県や他市との連携を強化していく必要性を訴えた。
また、今後の雨水管理についても議論が交わされた。天田議員は、近年の局地的豪雨による影響を受け、市内での浸水対策の重要性について言及し、「雨水管理総合計画の策定を急ぐ必要がある」と主張した。細田雄二上下水道部長は、計画策定に向けてすでに調査が進められており、来年度には具体的な対策が検討される予定であると応じた。
指定管理者制度については、西川和男議員（志木市議会）が、今後の方針や運営の透明性について確認を行い、香川市長は「地域貢献を重視し、市民に愛される施設として運営していく意向を示した」と述べた。
さらに、小中一貫教育に関する進捗も話題に上がり、教育委員会に対し、具体的な施策を早急に進めるよう求める声が挙がった。柚木博教育長は、令和7年度からの施行に向けて、すでに準備が進んでいると明言した。
以上、今回の議会では、自然災害への対応やインフラ整備、教育施策など多角的な視点からの意見が交わされ、志木市の未来に向けた具体的な行動が求められた見通しである。議会は活発な議論の中で、さまざまな施策を進めることを改めて市民に対して約束した。今後の活動にも大いに期待が寄せられている。