令和6年9月28日、ふじみ野市議会は定例会を開催した。
今回の定例会では、28日間の会期が設定され、議会の運営についての議題が中心となっている。
島田和泉議長が開会を宣言し、田中早苗議員、金濵高顕議員、坪田敏孝議員が会議録署名議員に指名された。続いて、小林憲人議会運営委員長が次期議会の運営に関する調査報告を行った。報告の中で、会議の進行に関する質疑や、議案の審議方法について詳細が述べられた。
高畑博市長は、市長あいさつの中で、近年の厳しい自然環境や地域イベントについて触れ、地域の絆の重要性を強調した。特に、地域の祭りや行事を通じて見られる住民の結束力について思いを述べ、これを後押しする社会を築く必要性を訴えた。また、災害や天候への適切な対応についても言及し、今後の安全対策への取り組みを確認した。
報告事項では、令和5年度のふじみ野市の一般会計継続費精算報告が行われた。市長は各部署における会計報告を示し、財政の健全化に向けた取り組みが紹介された。特に財政の健全化判断比率や公営企業別資金不足比率について詳細が述べられ、参加議員から質疑が行われた。
次に、上程された議案は43号議案から69号議案まで幅広く、市民の生活に直結する内容が多く含まれている。教育委員会の人事や、地域包括支援センターの条例等、多岐にわたる議案が提案され、各会派ごとに質疑が行われる予定である。市長はこれらの議案の可決を求めており、地域の発展に資するための重要性を訴えた。
監査委員からは、令和5年度の決算に関する報告がなされ、監査業務の結果が概要として報告された。市全体の財政状況に関する具体的な数字も提示され、議会は透明性の高い運営を目指していると示された。
最後に、次回の議会日程についても言及され、継続的な議案の審議が進められることが確認された。議会は、地域住民の声を反映し、真摯に市政に取り組む姿勢を示している。