令和元年12月、志木市議会の定例会が開催され、複数の重要議案が審議された。
本定例会では、香川武文市長が令和元年度志木市一般会計補正予算第6号案を含む合計13件の議案を提案。
市長は今回の補正予算が台風第19号による災害対応に必要なものであり、特に生活環境費や教育費が大きく関与すると強調した。
議案の中心は、台風の影響で甚大な被害を受けた秋ケ瀬運動場の復旧に関する対応であった。
川幡浩之総務部長は、具体的な歳出の内訳として、生活環境費における災害対策費や秋ケ瀬運動場の復旧工事費用を計上。
特に、堆積した土砂の撤去や施設の復旧に向けた内容を説明した。
さらに、災害対策本部の設置や職員の動員についても説明され、合計で220名の職員が出動し、管理職52名が対応にあたったことが報告された。
この取り組みにより、過去の事例と比較しても高度な対応が求められた。
質疑では、議員からは備蓄物資の供給や復旧の完了時期について具体的な質問があがり、それに対する回答も行われた。
高浦康彦議員は復旧の見通しについて、できるだけ早期の完了を目指すとともに、その具体的なスケジュール感を問うた。
その結果、土砂撤去等が進行中とのことが伝えられた。
また、全体を通して65名以上の質疑があり、その中で、具体的な施策や対応が計画されていることが確認された。
市議会はこの機会を通じて市民と直接関わり合い、市民福祉の向上に努めている姿勢を強調したといえそうだ。
これらの議案は全会一致で承認され、今後の志木市の災害対策と市民サービスの向上を図る重要な機会となった。