令和3年8月30日に、志木市議会の9月定例会が開会された。
議長の安藤圭介氏は、出席議員が14名であることを確認し、定足数を満たしたと述べた。
また、日程としては、会議録署名議員の指名や会期の決定が行われ、会期は本日から9月24日までの26日間と決定された。
安藤議長から議長としての報告があり、埼玉県市議会第5区議長会や新座市での議員研修会について説明された。
香川武文市長も登壇し、今回の定例会に提案されている議案について説明した。提案議案は、教育委員会委員の任命や市税条例の改正、工事契約など多岐にわたる。特に、教育委員会委員の任命については、岩澤千惠子氏と飯田昌利氏の2名を提案した。彼らは教育に関する見識を持つ適任者とされている。
次に、市長からの諸報告として、新庁舎建設工事の進捗状況が報告された。地上1階部分の工事が完了し、現在は2階から3階の鉄骨組み立て作業中であるという。ここでは、新型コロナウイルス対策も施行されており、安全対策と作業員の健康管理が重要視されていると説明された。
市長は、また、コロナ禍における市民生活への対策として臨時福祉商品券事業についても触れた。12月末まで利用可能な商品券が約5,100世帯に配布される計画であり、申請受付も進行中だという。
この会議では、有効な支援策として、新型コロナウイルス生活困窮者自立支援金事業の申請受付期間を延長することも報告された。この決定は、国の緊急事態宣言を受けたものであり、今後も市としての支援を続ける姿勢が強調された。
報告では、フードバンク事業への協力も述べられ、民間企業からの食品寄贈に関する新たな協定の締結が発表された。市長は、寄贈により生活支援を強化し、市民の生活を守る意向を示した。
一方、進行中の新型コロナウイルスワクチン接種についても、市長が報告し、妊婦への優先接種枠の設置など、感染対策に注力していることを伝えた。全体として、志木市は市民の安全と生活を守るための多岐にわたる施策を進行中であり、それに対する理解と協力を求めている。