令和4年3月9日、志木市議会において、不登校児童への支援と公的交通の改善を主題とした一般質問が行われた。
まず、教育施策において不登校の児童生徒に対応する新たな支援センターの設置が求められた。現在、市内の不登校児童は小学生25人、中学生51人。さらにステップルームの利用者は少ないため、オンライン支援センターの設置が必要と強調された。教育長の柚木氏は、「オンラインの活用を模索しており、今後も進めていく」との見解を示した。
次に、ICTを活用した教育についても言及された。吉澤議員は「タブレット端末の利用が拡大しているが、使用方法にばらつきが見られる」と問題を提起し、教育長は「教職員に対して具体的な支援を続ける」と主張した。
続いて、交通施策においては、一般国道254号の部分開通に関する周知や避難経路の見直しが必要とされた。特に西川議員は地域住民への情報提供が重要であると訴え、都市整備部長は「ホームページのみでなく、地域の回覧等を通じた周知も進める」との回答を得た。
環境施策の1つとして地域猫活動に関する取り組みも取り上げられた。市民生活部長は、地域住民の理解を促進し、野良猫問題の解決に向けた啓発活動を進める考えを示した。
さらに、福祉施策においてふれあい号の運用の課題が議論され、高齢者の移動支援が求められた。福祉部長は「交通施策の一環として、地域のニーズを捉えた議論を重ねている」と説明した。