令和元年6月の志木市議会定例会での一般質問では、多岐にわたるテーマが議論された。特に吉川義郎議員は、ワクチンの再接種や幼稚園類似施設への支援、遺族の手続き簡素化について質問した。
吉川議員は、特に白血病治療後に必要とされるワクチン再接種について、自負による経済的負担を低減させる助成制度の創設を提案した。この点について村上孝浩健康福祉部長は、同様の助成が他市にあたることを踏まえ、令和2年度の予算編成の中でも考慮すると答えた。
続いて、幼稚園類似施設への支援についても言及され、吉川議員は、公明党が推進した教育無償化政策が幼稚園類似施設にも広がるべきとの意見を述べ、高卒率向上を狙う施策がの必要性が強調された。村上部長は、国との連携を強化していく方針に賛同し、次年度以降の支援策に反映すればいいとの考えを示した。
また、今村弘志議員による防災対策の推進に関する質問も注目された。特に、災害ボランティアセンターの設置と運営および乳児用液体ミルクの災害時備蓄が重要視された。今村議員は、様々な事例を挙げ、志木市における防災対策の推進を確認した。川幡浩之総務部長は、地域との連携を強化し、ボランティアの必要性を訴えた。
一方、近年の特殊詐欺の被害状況や予防対策についても質問が上がった。村山市民生活部長は、自動通話録音装置の導入を検討中であることを明らかにし、地域住民との協力を通じた啓発活動の重要性を強調した。
議会では、このように多様な問題が提起され、対応策が論じられている。市の行政は将来を見据えた必要な施策を講じる姿勢が求められるものの、その実行には市民の理解と協力が不可欠である。