令和5年12月の志木市議会定例会が開催され、出席した14人の議員が一般質問を行った。
今回の一般質問では、中心市街地の活性化やヤングケアラー問題、交通対策に関する議題が大きく取り上げられた。特に、中心市街地の活性化に向けた施策として、市民生活部長の松井俊之氏は「志木街づくり株式会社が進行中のスタンプラリーや事業内容の進捗状況について説明し、市民の意見もwelcomingする」と述べた。また、中心市街地の活性化に向けた出資者との連携の重要性が強調された。
ヤングケアラーについては、子ども・健康部長の近藤政雄氏が、「市内小学校での調査を通じて、ヤングケアラーの実態を把握し、支援を図る方針が示された」と述べた。教育政策部長今野美香氏は、ヤングケアラーへの啓発講座を実施し、サポート体制の強化を目的とした取り組みを説明した。
交通政策に関しては、デマンド交通や乗合いのコミュニティタクシーについての必要性が考察され、都市整備部長の細田雄二氏は「地域の足としての交通手段の整備が急務である」と述べた。特に倉敷市の取り組みを参考にしながら、地域における移動手段の確保を進めると強調した。
また、市役所での来庁者への対応についても言及があり、松井市民生活部長は「エレベーター近くに内線電話を設置し、来庁者の対応向上のために今後も工夫を重ねていく」と述べた。駅前デッキでの公共音楽イベントの可能性についても議論が展開され、調整が進められることとなった。
今回の議論を通じて、志木市は中心市街地の活性化やヤングケアラーの支援、交通政策の見直し、市民のニーズに応じた施策の実施に向け、いっ段の努力を今後強化していく方針だ。