令和3年3月定例会では、志木市議会において様々な重要な議題が討議され、特に新庁舎の建設や施政方針、教育、環境施策に関する提案が注目されている。
議事の中で鈴木潔議員はまず、新庁舎の建設に関する質問を行った。特に、オンライン会議の環境整備について、尾崎誠一総合行政部長は「必要なインターネット環境を全フロアに整備する計画である」と答え、うまく対応がなされていることを示唆した。
さらに、施政方針に関する質問も行われ、香川武文市長は「市民の生命を守るための危機管理を徹底してきた」と振り返りつつ、「今後も市民に安心感を与える施策が求められる」と強調した。
また、天田いづみ議員による、「水害対策」の検討も進み、特に志木ニュータウン地域における治水対策の充実が求められた。市長は「雨水排水施設の維持管理は引き続き行う」と述べ、特に重要性を訴えた。
さらに、教育分野での質の向上に関しては、鈴木潔議員が「少人数学級からの教員不足問題」に触れ、現在の取り組みについて言及した。市長は「私たちの市は学力向上に向けた取り組みを積極的に進めている」と答えた。
西川和男議員は、特に環境施策の重要性を訴え、「新年度には、市民が参加できる文化・芸術イベントの企画を進めてほしい」と要望した。市長もその重要性を認めつつ、「文化と芸術を通じて市民に喜びや安らぎを与えるための施策に力を入れたい」と語った。
特に、今村弘志議員より提案された「インクルーシブ公園」の設立については、全ての市民が安心して遊べる場所を確保していく必要性が強調され、市も前向きな姿勢を示した。学校施設の長寿命化やSDGsの教育の推進についても、今後しっかりとした計画的な取り組みが求められていることがわかった。
このように、さまざまな意見が交わされ、志木市における新しい施策や取り組みについて、議員たちは引き続き活発に発言し、市民の生活向上に向けた努力を続けることが期待される。