志木市議会の令和3年9月定例会において、岩下隆議員による一般質問が行われ、市政に関する重要なトピックが多く扱われた。特に東京オリンピック・パラリンピックの影響に関する質問が注目を集めた。この大会は市民に多くの感動を与え、オリンピック教室などの実施が今後の夢へのチャレンジにつながるかが問われた。
岩下議員は、オリンピックの開催による志木市民への影響と今後の活用について、具体的な展望を市長に尋ねた。それに対して香川市長は、志木の選手がメダルを獲得したことが市民の誇りであり、教育委員会と連携して、夢に向けた支援を行っていくと答弁した。
また、コロナ禍における生活支援についても注目され、心の健康づくりや市内の中小企業向けの健康経営の啓発が重要であると強調された。特に、オリンピック選手によるセミナーの開催や、心の健康のための調査の実施が求められ、市民の心に寄り添った施策の実施が期待される。
新庁舎の建設に関する質問では、過去に起きた水害を踏まえた対策が問われ、設計上どのような安全策があるのかが確認された。市長は、洪水のハザードマップを基にした対策や、代替施設としての防災拠点設定に言及した。
中心市街地の活性化に関しては、地域商業者や市民の意見を反映させた計画作りの重要性が強調され、過去の事例などを参照にしながら、市民の参加を促す取り組みが求められた。地域と一体化した活性化の計画が願われており、どのようにそれを実現するかが焦点である。
また、市民会館や体育館の複合化計画に関して、多くの意見公募があったことを市長は認識しており、意見を反映させることでより良い施設作りを目指したいと回答。公務員として市民サービス向上に向け、今後の動向を注視しながら前向きに取り組んでいく方針を示した。
最後に、岡島貴弘議長は、今後も市民の信頼を得られるよう慎重に議論を進めていくことが重要であると述べ、会議は締めくくられた。市政に対する市民の関心が高まり、今後の政策決定が市民生活向上に寄与することが期待される。