令和３年志木市議会９月定例会が開会された。
議題の中心は、複数の補正予算や条例改正に関する意見表明であった。特に目立ったのは、令和３年度の一般会計補正予算（第６号）の取り組みである。市長の香川武文氏は、これによってサービス向上が期待できると述べた。
議会内での質疑応答では、様々な意見が交わされた。水谷利美議員は、子ども医療費の助成制度について問題を提起し、厳しい状況にある家庭の支援の必要性を訴えた。「制度から除外される子どもが多い。支援を強化すべきだ」と発言した。さらに、生活保護行政における不正受給の取り扱いや教育行政の問題についても言及した。
吉澤富美夫議員は、令和２年度の一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場から意見を表明した。新型コロナウイルスの影響で多くの事業が行われ、市民生活を支えるために有効に機能したと評価している。「多くの効果的な事業が実施された」と語った。
新たな条例や補正予算が市民生活にどのような影響をもたらすのか、引き続き注目が集まる。今後も引き続き市政の透明性を確保し、市民の意見を反映させる努力が求められている。新型コロナウイルスに対する対応は特に重要であり、香川市長は「ワクチン接種の拡大に努める」と述べた。市民に寄り添った施策の進展が期待されている。
なお、市長は、閉会にあたって議員に感謝の意を表し、議会を通じて市民の声をより一層反映した政策を進める決意を示した。
志木市の議会活動はこれからも市民の目に留まる重要な舞台であり、地域社会への影響を考慮しながら、着実に進展していくことが望まれる。