令和2年9月17日に開催された令和2年志木市議会9月定例会では、自殺防止対策や経済支援策が重要なテーマとして取り上げられ、様々な議論を呼び起こした。
最初に、岩下 隆議員が自殺防止の取り組みについて質問を行った。自殺防止の啓発活動が行われ、特に子ども・健康部長の芦野伸二氏は、駅や踏切での青色灯設置の効果に言及し、安全対策を強化する必要性を訴えた。彼は、志木市の自殺対策は地域の人々の命を守る上で非常に重要であると強調した。
また、岩下議員は新型コロナウイルスによる経済対策として、プレミアム付商品券とキャッシュレス還元事業について質疑し、消費の喚起を目指す施策を支持した。市民生活部長の村山 修氏は、商工会と連携し、商品券の効果を最大化することを約束した。加えて、キャッシュレスポイント事業の取り組みが活性化されることで、地域経済の救済に繋がるとの見解を示した。
次に、健康政策に関する質問があり、いろは健康ポイント事業が進捗していることを紹介した。子ども・健康部長の芦野氏は、スタッフが健康長寿を実現するための取り組みを評価し、健全な体づくりへ向けた施策を強化する意向を示した。特に、シェアサイクル事業の導入についても触れ、健康づくりと環境への配慮を進める重要な手段であると解説した。
さらに、交通渋滞緩和に関する発言も目立った。市内の道路で渋滞が発生している地点について、暫定的な右折帯の設置を埼玉県に要望するとの姿勢が示された。また、志木市の河川における雨水抑制の取り組みが強調され、市民の安全と生活環境の向上を図る必要性が指摘された。市長の香川武文氏は、今後の河川整備や排水施設について、埼玉県との協力を強化する意向を示した。
最後に、鈴木 議員によって観光者用トイレ設置の提案が行われ、地域住民や観光客に快適な環境を提供する方策として実現に向けた議論が促されることが期待される。会議は、今後の施策の実行に向けた連携や協力を求める方向で散会した。