令和4年志木市議会9月定例会が開会された。
議会には市内議員が出席し、議長の鈴木潔氏が会議の開会を宣告した。出席議員数は13名で定足数を満たし、審議がスタートした。
鈴木潔議長は、会議録署名議員として岩下隆氏と吉澤富美夫氏を指名。また、会期は本日から9月28日までの29日間とすることが決定された。その後、議長の諸報告として、北村竜一事務局長から表彰などの報告があり、関東都市監査委員会から鈴木議長が表彰を受けたことを伝えた。
香川武文市長は、開会の挨拶に続いて市の現在の状況を報告。特に、市職員の新型コロナウイルス感染症に関する情報に触れ、職員126人が感染し、5人が療養中との状況を明かした。市は引き続き感染防止対策に努める方針である。
また、香川市長は、志木市教育委員会委員及び志木市農業委員会委員の任命を求める議案第50号から第63号までを一括上程し、適任者としてそれぞれの略歴を紹介し、同意を求めた。議会は異議なく同意し、委任された。
さらに、議案第69号から第77号までの一括上程も行われ、志木市民サービスステーションの設置、職員の定年関連の改正、さらには令和4年度一般会計補正予算についても詳述された。その中で、一般会計補正予算は総額304億6,196万7,000円、追加予算が6億6,594万5,000円となることが報告された。
特に令和3年度の決算については、歳入334億9,107万円、歳出308億975万円と、その実績が示された。市税の収入や公債費の状況に加え、扶助費の増加が注目される内容であった。市の財政状況を示す指標も報告され、全般的には健全な状況であることが強調された。
散会宣告の後、次回の会議は9月5日と定められ、全ての議事が終了した。志木市議会は市民に貢献するため、建設的な議論を今後も続ける意向である。