志木市議会、自然再生計画と市民参与で意見交換

令和3年6月志木市議会定例会が行われ、各議案に対する質疑が行われた。特に、第40号議案に対する質疑では、天田いづみ議員が告示の日に議案が配付されなかった理由や市民への説明の重要性を指摘した。\n\n天田議員は、31億円をかけたパークＰＦＩの手法について説明し、特に市民に対して責任を持った取り扱いが求められると強調した。市民の声を反映しつつ、公共用地としての価値を維持するために丁寧な説明が欠かせないと述べた。\n\nさらに、自然再生の計画についても言及し、この計画が正しく進行することの重要性を訴えた。彼女は、過去の取り組みを引き合いに出しながら、職員と市民が協力して取り組む姿勢を求めた。環境市民会議や市民への説明会の実施を通じて、意見を反映させていくことが必要とされている。\n\n市の対応に対しては、尾崎誠一総合行政部長が答弁し、議案配付の遅れは負担金の確定や基本協定案の精査によるものであると説明した。また、中森福夫都市整備部長は、いろは親水公園の利活用に向けた市民との関係構築の重要性について言及した。このように、市は今後も市民の意見を重視しつつ、各種団体とも連携する姿勢を示している。\n\n議事の進行においては、安藤圭介議長が質疑の整理をし、端的な質疑を求める場面もあり、重要な議案に対する冷静な審議が行われたことが伺えた。議会終了後も、常任委員会での付託が控えており、今後の議論が注目される。