令和5年9月22日、志木市議会は定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。
特に東武東上線のダイヤ改正に関する議論が注目を集めた。多田光宏議員は、志木駅の停車列車が減少したことで市民の利便性が低下したと指摘し、再び快速急行やFライナーの停車を求める要望を東武鉄道に働きかける必要があると訴えた。これに対し、細田雄二都市整備部長は、昨年12月に東武鉄道に要望書を提出したことを説明した。
また、一般国道254号和光富士見バイパスについても言及があった。今年7月に部分開通したものの、未開通区間が残る。多田議員は、未開通区間の開通計画について質問し、細田部長が進捗状況を報告した。また、ふれあい号の廃止に関しても議論があり、代替案の提案がなされた。
さらには、ゼロカーボンシティ宣言についても言及された。安藤圭介議員は、志木市も宣言を行い、市民の環境意識を高めるべきだと主張した。市民生活部長は前向きな検討を約束した。公用車の電気自動車導入についても、コストを考慮しながら進めていくことが述べられた。
スクールロイヤーの導入も大きなテーマとなり、教育政策部長はその必要性を認め、導入に向けて検討していく方針を示した。安藤議員は、学校でのトラブルの法的支援が必要であると訴えた。
さらに、市民が安全に居住できる環境づくりについても議論が交わされた。特に防犯カメラの設置や街の防犯対策について、個人宅への防犯設備の補助制度導入の提案がなされた。市民生活部長は、防犯対策の重要性を強調した。
定例会では、これらの議題に対して真剣な議論が交わされた。市民生活に直結する問題が多く、さまざまな提案や要望が提出されたことで、今後の施策に影響を与えることが期待される。