令和4年6月22日に開催された志木市議会6月定例会では、重要な議案が一斉に審議された。
特に医療費に関する改正条例に関する議案に焦点が当たった。これらの条例は、重度心身障害者や子ども、ひとり親家庭に対する医療費の支給を対象としている。議会では、一括して審議の上、各議案に対する質疑応答が行われた。
最初に、総務厚生常任委員会委員長による報告があり、議案の審査経過が紹介された。各条文の改正内容については、特に困難な状況にある家庭への支援が強調された。鈴木潔議長は、「医療の支援は市民生活にとって必要不可欠である」と述べた。
次に市民文教都市常任委員会の報告が行われ、工事請負契約や道路線の認定に関する議案が上程された。これに対して、吉澤委員長も、「市民の生活に直結する重要案件である」と述べ、市民への影響を意識しながらの議論が行われた。また、令和4年度一般会計補正予算も審議され、歳入や歳出に関する詳細な説明が行われた。
特に水道事業に関連する補正予算が取り上げられ、料金の無料化措置が提案された。これに対し、細田雄二上下水道部長は、原油価格の高騰や物価上昇の影響を踏まえた対策であることを説明し、収入減による影響を軽減するためのものであると強調した。水道基本料金の減免措置は、生活支援策としての側面も持っている。
会議は、その後の議席変更の議題に移り、これまでの議席位置からの変更が決定された。香川武文市長は、改革を進める中で新庁舎の利用開始を報告し、「これからの市政に新たな意義を与えていきたい」と述べた。最後に、鈴木議長は議会運営に感謝を示し、次回の定例会での活発な議論を期待しつつ、会議を締めくくった。