令和4年6月、志木市議会の定例会が開催された。
この会議では、第41号議案から第45号議案および第40号議案に対する質疑が行われた。その中でも、特に第43号議案に関しての質問が多く寄せられた。水谷利美議員は、「ひとり親医療費の一部を支給しない場合」について具体的な例を求めた。ここで大熊克之子ども・健康部長は、国民健康保険加入者の高額療養該当について説明し、所得の年度切替え月に差がある点を指摘した。
水谷議員は更に、社会保険に関連する支給の変更についても確認を求めた。大熊部長は、申請を行うことで社会保険の支給が受けられることを強調した。論点がクリアになった後、水谷議員は質疑をまとめ、次の議案に移った。
続いて、第44号議案では、天田いづみ議員が宗岡第二小学校の体育館大規模改修工事について質問。工期や安全対策に関する意見が交わされ、今野美香教育政策部長は、工事が夏休み中に開始され、完了時期は翌年の2月中旬を予定していると明言した。また、アスベストの有無やトイレの多目的対応についても確認し、大熊部長が具体的な対策を示した。
最終的に、第45号議案においても質疑が行われた。この議案は、埼玉県が施工する道路の新設に関わるものであり、天田議員はその詳細を問う。中森福夫都市整備部長は、管理権の移管は令和14年度から予定しており、必要な覚書が締結されたことを説明した。議会ではこれらの議論を踏まえ、次回の常任委員会への付託が決議された。
この定例会は、今後の進行に影響を与える重要な内容が含まれており、6月10日には各常任委員会の審査が予定されている。議会の透明性と市民生活の質を向上させるため、今後も議論が期待される。