令和2年9月2日、志木市議会は定例会を開き、さまざまな議案について質疑が行われた。
出席した14名の議員は、総括質疑を通じて各議案について議論を深めた。議長の安藤圭介氏は、質疑の進行について留意事項を述べ、質疑は基本的な事項に絞るように指示した。
特に、天田いづみ議員は第58号議案について、排水機場施設の維持管理経費の減額要因を質問した。都市整備部長の中森福夫氏は、委託料が当初の予算より減少したのは、ユニット型除塵機の設置が可能になったからだと説明した。これにより、工事費が補正で増加する見込みであるとも述べた。
他の議題として、病児保育についても言及があった。水谷利美議員は、志木市初の病児保育について、予算の減額理由及び運用の見込みを質問した。子ども・健康部長の芦野伸二氏は、病児保育が生活困窮者への支援を目的としていることを強調した。病児保育の利用者は1日2名までであり、限られた資源で運営される旨、説明があった。
また、水谷議員は介護給付費準備基金についても質疑を行った。福祉部長の村上孝浩氏は、基金残高の増加について説明し、要介護者の増加に備える計画を明らかにした。このように、質疑は予算や政策の適切な運用について活発に行われている。
本定例会では、各議案に対する質疑を通じて、市民の為のより良い政策を目指すための具体的な議論が行われた。常任委員会への付託が発表された後、会議は散会となり、今後の委員会活動への期待が高まる。特に、効果的な福祉施策や教育施策の強化が急務とされる中、適度な議論が市の将来へ大きく繋がることが期待されている。