令和元年12月定例会が開催され、市議会では多岐にわたる問題が取り上げられた。
特に、子ども医療費助成制度の改正が焦点となった。水谷利美議員は、税完納要件の撤廃を求める質問を行った。香川武文市長は、現状の制度を維持する意向を表明した。一時的に滞った場合でも、分納誓約を行うことで受給資格の回復が可能との説明があった。
次に、志木第四小学校内のふれあい館「もくせい」に関する質疑が行われた。来年度の管理方法に関する具体的な計画が議論され、村山修市民生活部長は現在の運営体制の確認を行った。さらに、授業やサポート活動に対するボランティア支援についても言及された。
新庁舎についても議論が交わされた。水谷議員は建築面積や設計に関する懸念を示した。川幡浩之総務部長は、職員の執務室の面積が現在より減少することを説明したが、明るい空間を取り入れる設計が施されていることを強調した。
台風第19号に伴う避難所の運営についても質問がされ、災害対策の重要性が再確認された。市民への情報伝達や避難所の開設方法についての改善が求められた。特に、宗岡小学校における避難者への食事提供状況や備蓄物資の配布において、問題が指摘された。
また、一般国道254号バイパスの問題については、交通量や安全対策に関する懸念が表明された。市長は、部分開通が周辺道路に与える影響についての評価を行ったが、懸念の声も上がった。
最後に、東京2020パラリンピック聖火リレーの不参加について副市長が説明した。市制50周年記念の関連イベントが重なり、参加要請への対応が難しかったとのこと。市は今後ともオリンピックへの協力を通じて地域を盛り上げる意思を表明した。