令和3年志木市議会3月定例会が、2月19日に志木市役所で開かれた。出席議員は14名であり、全ての議案に対する審議が行われた。
議事の最初に、安藤圭介議長が議席の一部変更を発表した。これに続き、会議録署名議員が鈴木潔議員と古谷孝議員に指名された。会期は本日から3月17日までの27日間と決定された。
特に注目を集めたのは、与儀大介議員に対して要請されている猛省を促す決議(案)についてである。西川和男議員は、与儀議員の欠席が無断であったことや、議員としての責務が果たせていないことを指摘し、この行為は許されないと強調した。質疑の際には、水谷利美議員から記録されている呼びかけに関する質問が寄せられたが、西川議員は与儀議員から事情を聴取していると説明し信頼を保つ必要を訴えた。
次に進み、香川武文市長が諸報告と施政方針演説を行った。市長は、令和3年度予算案が307億7,700万円に上ることを説明した。具体的には、新庁舎建設や多様な福祉施策、教育環境の充実を図る方針を語り、市民生活を支える新型コロナウイルス感染症対策にも重点を置くとした。市長は自身の施政には市民力を活用することが不可欠であるとし、持続可能な社会に向けた取り組みを展開中であると発表した。
続いて、市民会館及び市民体育館再整備等特別委員会委員長からの報告が続き、市民のための施設整備が進められているとの説明がある。さらに、令和2年度志木市一般会計補正予算案が提出され、こちらも認決された。これにより財政運営が厳しい中でも市民福祉を推進していく意向が示された。
新型コロナウイルスに関連し、ワクチン接種支援室設置についても言及され、早期接種実施に向けた体制づくりについて市民への周知を図る考えが表明された。これに対し議員からの質疑も活発に行われ、市民と市議会の信頼関係を築く重要さが再確認された。
安藤議長は最後にこの日の会議内容を振り返り、次回は要請された全ての議案に対する質疑を行うことを告知して散会した。議会の議論は今後も続く見込みである。