令和5年6月の志木市議会定例会が開催された。
今回の会議では、会期が6月26日までの22日間と決定されるなど、重要な案件が多数上程された。特に市長香川武文氏は、一般会計補正予算(第3号)や税条例の一部改正について報告し、会議が活発に進行していることを示した。
議長の鈴木潔議長は、会議に先立ち、台風第2号により引き起こされた被害について言及した。議長は、「被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます」と述べた。さらに、選挙管理委員会の廣島直子委員長が藍綬褒章を受章したことを祝福した。
市長香川氏は、補正予算案について説明し、「今回の予算は、新型コロナウイルス感染症や低所得者への支援を目的としている」と強調した。この改正により、児童の支援金として合計8,974万7,000円を計上したことも明らかにした。特に、新型コロナウイルスワクチン接種に必要な経費についても議論された。
また、災害時における民間団体との協定についても重要な議題として取り上げられた。5月30日、株式会社松屋フーズとの協定締結により、災害発生時に最大で100万食分の食料供給が確保されることになった。これは本市の防災体制の強化に寄与するものと期待されている。
会議では、税条例の一部改正についても討論が行われ、固定資産税や軽自動車税の軽減措置が議決された。全国的な物価上昇を背景に、住民への影響を軽減する方策が必要とされていることが伺えた。
今後の議会では、引き続き社会福祉の向上や地域社会の発展に寄与するため、さまざまな議論が続けられる見込みである。議員たちは市民のニーズを踏まえた施策検討に真摯に取り組んでいくことを表明した。