令和4年6月15日に開催された志木市議会では、職員の定年引上げや利用しやすいまちづくり、ならびに公園・緑地の管理問題について議論が行われた。特に、天田いづみ議員が提起した職員の定年引上げに関する質疑は重要なテーマとして注目された。
天田議員は、職員の定年引上げに伴う改正点を取り上げ、総合行政部長の村山修氏に具体的な内容を尋ねた。村山部長は、国家公務員の定年引上げを踏まえた改正内容として役職定年制の導入や、給与に関する措置を説明した。定年引上げが組織活力を維持するための施策であることを強調し、組織の新陳代謝を図ることが大切であると述べた。
さらに、与儀大介議員はふれあい号やデマンド交通に関する質問を行った。彼はふれあい号が年間2,000万円の経費がかかりながら利用者数が少なく、適切な運用がされていないのではないかと指摘した。このような公共交通の運用に関して、市長は市民とのコミュニケーションを大切にしながら、市のニーズに応じた施策を講じていく必要があると述べた。
議会では、また、敬老祝い金や空き家の利活用についても質疑があり、特に高齢者の支援策と市の財政負担のバランスをどのように取るかが議論された。議員の発言の中には、高齢者支援に対する重視が示されつつも、効率的な税の使い方を模索する姿勢が見受けられた。
このように、市議会での議論は、志木市の地域社会を支えるための施策の見直しや改善策を検討する貴重な機会となり、今後の進展が期待される。