令和元年9月20日、越生町議会では、令和元年第3回（9月）定例会が開催された。
この日は、平成30年度の各種特別会計歳入歳出決算の認定が主要議題となった。
議長の宮島サイ子氏は、まず認定第1号、平成30年度越生町一般会計歳入歳出決算認定について質疑を受け付けた。総務建設常任委員会の木村正美委員長が、歳入に関する質疑を行い固定資産税の滞納状況について報告した。固定資産税滞納については、町内外での具体的な数値が示され、法的手続きの進行状況も説明された。考慮される手続きとして、執行停止に関する措置や時効の概念も触れられた。
次に、ゴルフ場利用税についても質疑があり、維持管理の重要性が再確認された。委員会は今後もこの税の堅持に向けた要望を続ける旨、政府への要請が行われる予定である。加えて、教育と地域の関係を強化するため、河川清掃などの地域活動が継続される方向性も示された。
次に進み、認定第4号、越生町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定に関して質疑が行われた。町民課の担当者は、保険税率に関わる問題について説明した。県が示す標準保険税率と現状の乖離を指摘し、フォローアップの重要性が認識された。型通りの質疑応答が行われた後、採決では賛成者全員で認定されることとなった。
午後の審査では、認定第6号および第7号、後期高齢者医療特別会計、並びに水道事業会計の決算認定についても同様な流れで審議され、全員賛成のもとで認定されることとなった。特に水道事業では、将来的な管の更新や料金改定についての検討が必要であることが強調された。
残る議題では、議員派遣および議会運営委員会の閉会中の調査についても、異議なく承認された。全体を通じ、議会の透明性や効率性の向上に対する関心も高まる中、慎重な審議が行われたことが窺えた。
本日の議会は、早朝から始まり午前10時32分に閉会を迎え、議員たちは住民に向けたより良い施策とサービス提供を目指す決意を新たにした。