令和6年3月19日に開催された越生町議会定例会では、多くの議案が審議された。
特に「令和6年度越生町一般会計予算」についての議論が活発であった。総務建設常任委員長の髙橋一正氏は、予算の歳入と歳出について詳細な報告を行い、質疑が続いた。議会では入湯税や地方消費税交付金の見通しについて、意見が交わされた。また、公平委員会の特別会計予算についても、委員からの質問が相次ぎ、費用の内訳が議論された。
議案第21号の「介護保険事業特別会計予算」では、髙橋一正議員が反対意見を表明した。彼は、同議案が消費税を財源としているが、実際には保険料の引き上げが続いている現状を指摘した。この背景には、国の移行政策があり、負担軽減が求められている。髙橋氏は、協会けんぽなど他の保険制度と比べ、公的保険制度間での公平な負担がなされていないと強調した。
また、議案第20号の「国民健康保険特別会計予算」も激しい討論を呼んだ。髙橋氏に再度の反対意見が提示され、国の社会保障政策への改善が必要であると訴えた。この発言は多くの議員から共感を得るものであった。
このように、越生町議会は予算案に対する議論が活発に行われ、特に介護や健康保険に関する問題が浮き彫りになった。議員たちは町の財政運営における公平性や透明性が求められる中、生活に直結するインフラやサービスが正常に機能することを願っている。越生町の今後の財政運営がどのように展開されるか、町民の注目が集まるところである。
最後に、議員たちはこれらの予算が町の発展と住民の生活向上に寄与することを願い、全ての議案において賛成の意思を示した。採決は全員賛成により、議案は承認された。