令和6年6月の越生町議会定例会で、町政における重要な議案が審議された。
この定例会では、行政報告や諸般の報告が行われた。特に、越生町税条例の一部改正や、国民健康保険税条例の変更に関する議論が注目されている。新井康之町長が提案した条例改正は、能登半島地震の影響に対する経済的支援を意図している。また、越生町一般会計の補正予算についても、物価高騰への対策として様々な給付金政策が見直されており、低所得世帯への支援が拡充されることが期待されている。
新井町長は、卒業式や入学式の出席に触れ、地域住民と連携しながら、子どもたちの育成を促進する姿勢を示した。特に、今年度からの給食費の完全無償化を挙げ、「こどもまんなか」の取り組みが地域に根付くよう全力を尽くすと強調した。今後も、町政の発展を踏まえた多様な施策を進めていく考えを示した。
この日、議案第25号の越生町一般会計補正予算は、原案通り可決された。予算には、国庫支出金の増額などが含まれ、エネルギーコストの影響を受けた地域住民をサポートする施策が盛り込まれている。議員たちは、住民への迅速な対応が求められると指摘し、地域の未来に必須な施策の具現化を期待している。
次に、越生町農業委員会の委員の任命に関する同意が求められ、6人の候補者が全員賛成のもと決定された。農業委員会の重要性が再確認され、地域の農業の促進と活性化が期待されている。
最後に、町長は、地域住民の意見をしっかりと聞き入れ、持続可能な町づくりに努める姿勢を示した。議会運営委員会は、今後も地域のニーズに応じた議員活動を行い、越生町のさらなる発展につなげていくことを約束した。