令和元年第3回越生町議会定例会が開催され、重要な案件について審議された。議会運営委員長の新井康之議員は、本定例会の開催について、会期を9月3日から20日までの18日間とすることを報告した。その後、町長の新井雄啓氏が、行政報告を行い、各種議案について提案した。
報告によれば、議案としては、認定第1号の平成30年度越生町一般会計歳入歳出決算認定が提案され、歳入総額は48億4,733万6,038円で、予算に対して15.5%の増加を示した。この決算認定について議員からの質疑が相次ぎ、特に歳出の増加の背景について掘り下げられた。本年度も高齢化による社会保障関係費の増加が影響しているとの説明があった。
また、認定第2号から第7号までの平成30年度決算認定が一括で提案され、各特別会計に対する議案も審議された。中でも農業集落排水事業の特別会計や国民健康保険特別会計においても歳出の増加傾向が見られた。町民からの健康保険や医療費負担軽減に向けた意見があがり、議員たちも財政運営の透明性向上に賛同する発言が見られた。
議案の中で印鑑条例の一部改正も提案され、住民票に旧姓を記載することが可能となる新たな規定が盛り込まれた。この改正により、町民に対する手続きが円滑に進むことが期待される。
その後、公共施設整備基金の設置に関する条例改正が提案され、町内の公共交通や施設整備に関する方針が説明された。特に、越生町ふれあい健康センターが普通財産として管理されることになり、町民の理解を得た上で今後の利用計画が進むことが確認された。合わせて、保育相關や教育制度に関する条例改正案も可決された。
最後に、災害弔慰金の支給等に関する条例改正が提案され、支給審査委員会の設置についての新たな規定が華々しく報告された。災害への対応力を高め、町民の安心感を保つ施策として議論された。
このように、越生町議会では多岐にわたる項目が審議され、各議案は原案通り可決される見通しであった。今後も町民の意見を踏まえて、財政運営の透明性を確保し、信頼性のある町政を進めていくことが期待される。