令和元年6月、越生町議会定例会が開催された。
主要な議題では、近年の停電や災害時対応についての町の体制が確認された。特に、4月10日に発生した長時間の停電が取り上げられた。停電の情報は東京電力が発信したが、役場職員が全員退庁した後であり、問い合わせがあった際にも的確な情報提供ができなかったとの反省があった。
町長は、停電発生時の手順について、今後情報共有を密にして町民への迅速な周知に努めるとした。災害時の緊急対応が求められる中、町民に寄り添った行政対応が必要だと強調された。
また、スクールワゴンの利用についても話題に上った。子どもたちの安全な通学を目的に運行されているが、利用者数が増える場合には、今後さらに運行本数や運転手の確保が課題となる。町は、予算や人員の観点から運行体制の見直しを検討する意向を示した。
教職員の労働時間管理についても重要視され、時代の流れに合わせてタイムカードやICカードによる導入を進めており、今後の学校現場においても働き方の改革が求められる。教育委員会は、県内の事例を参考にしながら、各校に合った労働時間の確保に努める必要がある。