令和3年第1回越生町議会定例会が3月9日に開会した。
出席議員は11名であり、議席の一部変更や会議録署名議員の指名が行われた。
その後、会期が3月26日までの18日間と決定された。
行政報告では、新井康之町長が町長選挙での当選を報告し、コロナ禍にもかかわらず多くの町民から支持を受けたことを強調した。
また、選挙公約で掲げた施策の実現に向け、努力を続ける意向を示した。
特に、町長の給料や賞与の30%削減を地方自治法に基づく条例案として提案した。
この項目は、選挙公約の一環であり、町長は「委員会の意見を十分に尊重し、町民の信頼に応える運営に努める」と述べた。
議案第1号では、越生町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営基準に関する条例の一部改正が提案され、各種企画施策に於ける適正な運営確保を図るとした。
続いて、第6号の町長の給料特例条例案では、町長自身が給与の削減を提案し、議員からの質問にも前向きに回答した。
さらに、令和2年度一般会計補正予算が報告され、6,286万2,000円の減額が提案される中、地域の医療や福祉、環境保全に関する施策が重要な議題として取り上げられた。
特に、コロナ禍における医療費の増加に対する懸念も共有され、今後の医療体制の強化が求められた。
全ての議案は賛成多数で可決され、越生町議会の今後の運営についても議員間で意見が交わされた。
この定例会における議論は、町政に与える影響が大きく、各施策がひとつずつ見直され、町民の生活向上へとつながることが期待される。