越生町議会第1回定例会で木村好美議員が一般質問を行った。
未就学児に対する町の支援策についての質問では、木村議員が「越生町の子供は越生町で育てる方針をどのように考えるか」と述べた。これに対し、長島伸子子育て支援課長は、現在の保育士配置について国の基準を超えているとし、独自の保育士の配置基準を設ける考えはないと回答した。また、地域の声を聞きながら支援を継続していく意向を示した。このほか、町内の保育に関する現状を踏まえた知見も述べられた。
次に越生特産物加工研究所のビジョンについて触れた。木村議員は「新町長が社長として、今後どのように進めていくのか」と質問。吉田正産業観光課長は、地域の果樹を使用した商品の開発を積極的に進めていく必要があると強調した。依然として課題は多いが、北日本で需要が高まるコスメティック産業に注目している。
木村議員はさらに町のイベントに関しても言及し、新町長の行事や祭りに対する意気込み、予算の確保を求めた。地域資源を生かしたイベントで町の魅力を発信することが期待される。
コロナ渦における町民の見守り活動やコミュニティ活動にも言及した。健康福祉課長は、地域での見守り支援が重視されており、高齢者や独り暮らし世帯へのサポートを強化するとした。
最後に、新生活葬儀についての質問もあり、地域の意向を尊重しながら進めていく姿勢が示された。葬儀における負担軽減策や特に高齢者の新生活葬儀の普及について、今後の取組が期待される。