令和4年第2回越生町議会定例会が6月1日午前9時30分に開会した。出席議員数は11名であり、会議は正式にスタートした。
最初に行われたのは会議録署名議員の指名で、木村好美氏、水澤努氏、岩田眞一氏が指名された。続いて会期の決定が行われ、議会運営委員会が5月24日に開かれた経過が報告され、会期は6月1日から3日までの3日間と決定された。
その後の行政報告では、新井康之町長が、国際情勢や国内の新型コロナウイルスの影響について言及した。特にロシアによるウクライナ侵攻に関して「国際法に基づく平和的解決を強く求める」と述べた。また、ワクチン接種が高齢者層で進んでいる一方で、若年層の接種が低迷している現状も説明し、接種を促進する方策について言及している。
火災の発生についても触れ、4月に起きた麦原の建物火災では2世帯が被災し、「けが人がなかったことは不幸中の幸い」と語った。さらには、今後の防災訓練に関する計画も発表されるなど、地域の安全についての取り組みが報告された。
続いて、越生町税条例や国民健康保険税条例の改正案が提案され、質疑を経て両条例は原案通り可決された。更に、重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部改正案についても同様に可決された。これにより、受給者の対象を拡大する方向性が示された。
最後に、令和4年度越生町一般会計補正予算が提案され、重要な内容として、国庫支出金による新型コロナウイルスワクチン接種関連の増額が含まれていた。議会は厳格な審議を経て、この補正予算も原案通り可決した。