令和4年3月18日、越生町議会において定例会が開催された。議題には、一般会計補正予算や新年度の予算案が含まれており、重要な審議が行われた。
議案第25号、令和3年度越生町一般会計補正予算(第9号)について、新井康之町長は、730万円の増額を提案し、総額は50億2,559万3,000円となると述べた。この補正により公共施設の維持管理事業や越生小学校の改修工事が充実する方針である。
質疑において、金子公司議員は、東武鉄道側のエレベーター修繕について、二つの側の状態差を指摘。これは結局は品質問題に由来するのではないかとの疑問を投げかけた。また、エレベーターの定期点検の頻度についても質問した。田中広まちづくり整備課長は、エレベーターの維持保全に関する法律や規則の説明を行い、検査の結果から一部の摩耗が発生したと強調した。さらなる検証が必要な状況を示唆した。
続く日程では、令和4年度越生町一般会計予算案が審議された。関根真一総務建設常任委員長は、予算案の方向性を説明し、質疑も行われた。特に、法人住民税の減少が話題になり、議員からの質問に対し、税務課長は減少理由を説明した。
また、ロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議決議が提出され、長根弘倫議員が提案した。これは国際法違反を強調し、速やかな軍の撤収を求める内容であり、全議員の賛成を得て可決された。
この一連の審議は、財政状況の安定と公的インフラの維持に向けた重要な課題を扱っており、今後も地域の課題に柔軟に対応していく姿勢を見せている。議会は、生活基盤の整備や市民の安全を二重に重視することを強調している。