越生町議会の令和5年第4回(12月)定例会が12月7日に開催され、重要な議題が取り上げられた。
議事では、最初に一般質問が行われ、栗原誠議員が越生まつりやアートに関する取り組みについて質問した。栗原議員は、越生まつりにおいて各区の参加を促進し、自区の特色を紹介するコーナー設置を提案。また、越生町内にアートが広がることを望む意見も寄せられた。これに対し、産業観光課の横田惠嗣課長は、越生まつりの成功や地元高校の美術部学生作品展示についての協力を約束した。
さらに、一般質問においては、岩田眞一議員が町の公共施設整備計画について、改修状況やAI活用についても言及した。岩田議員は、特にAIを活用した行政業務の効率化や、近隣市町の状況に関する情報収集を求めた。企画財政課の岩澤清課長は、行政でのAI導入の現状や課題について説明した。
そして、関根真一議員は、平物産株式会社に関する進捗について詳細な質問を行い、町と県との連携の重要性を強調した。まちづくり整備課の山口辰仁課長は、是正工事の進捗状況に関する報告も行った上で、県との協力を今後も強化していく方針を示した。
また、会議の後半では、議案第49号令和5年度越生町一般会計補正予算(第6号)が提案された。新井康之町長は、物価高騰に直面する低所得世帯への支援として、前回の給付金を拡大し、住民税非課税世帯に対し7万円を給付する計画を説明した。議会はこの補正予算案を全員賛成で可決した。
会議の最後では、議会運営委員会の閉会中の調査及び審査の件についても決定が下され、議事は終了した。今後、議会として重要なテーマを継続的に取り上げ、地域の活性化と住民サービス向上に向けた取り組みを進めていく方針である。