令和4年9月21日、越生町議会第3回定例会が開催された。議会では、越生町の令和3年度一般会計歳入歳出決算認定に関して詳細な審議が行われ、最終的に原案通り認定されたのである。
まず、総務建設常任委員会の関根真一委員長が、令和3年度越生町一般会計歳入歳出決算認定の経過を報告した。町長から提出された報告書の内容を踏まえ、厳密な質疑応答が展開される。議員からは、税務課におけるスマートフォン請求書払いの状況や、地域交流センターの電気使用量に関する周知の取り組みについて問題提起があった。これに対し、町職員は「スマートフォン請求書払いの収入状況が前年と比較して利用件数が2倍以上に増加している」と返答した。また、地域交流センターの電気使用量についても、「シルバー人材センターに別メーター設置されてない」との説明があった。これにより、地域活性化を意識した収支の透明性が求められる結果となった。
次に、町長が令和4年度越生町一般会計補正予算(第4号)について提案。新型コロナウイルスワクチン接種の経費増額が中心で、「必要な財源・事業を見極めた余剰予算の活用が目標」と述べた。この補正予算の審議も委員会において重要性が確認され、相互に意見が交わされたことで、地域負担の軽減を意識した予算計画が必要であることが強調された。また、新型コロナウイルス対策へ向けた補正予算約3940万円が承認される中で、コミュニティの安全確保への積極的な取り組みが求められた。
さらに、教育委員会委員の任命について町長から提案があり、竹内晴美氏の後任として佐藤直美氏の選任が行われた。これにより、今後の教育行政への影響について注目が集まっている。
最後に、議会運営委員会による閉会中の調査及び審査に関する申出についても、全議員から異議なしとの声が上がった。このように、越生町議会においては、重要な議案の審議が行われ、町を発展させるための施策が着実に進められることが期待されている。議会終了に際し、議長は「この町の未来のため、様々な施策を継続して推進していく意義」を強調した。