令和3年6月1日、越生町議会は第2回定例会を開催し、数多くの議事を審議した。
はじめに、会議録署名議員の指名が行われ、「髙橋一正議員」「関根真一議員」「池田かつ子議員」が選任された。それに続いて、会期は本日から4日間に決定された。
続いて行われた行政報告では、新井康之町長が、新型コロナウイルス感染症に関する町の対策やワクチン接種の状況を述べた。特に、高齢者を対象にしたワクチン接種は、5月9日から開始されている。この間、町内では感染状況が厳しいため、引き続き町民の健康を守るための協力を求めた。また、梅雨のシーズンが到来し、自然の美しさも一層際立っている旨を報告した。
今議会の重要二つの議案、越生町税条例等の一部を改正するものと越生町重度心身障害者医療費支給に関する条例の改正が審議され、いずれも全員賛成で承認された。税条例の改正では、個人町民税に関する必要な手続きが簡略化されるようになる。
また、議案第19号として越生町農業委員会委員の過半数を認定農業者等とすることに関する同意が、議会で承認された。これは、より専門的な知識を持つ者が農業委員として活動することを目的としている。
さらに、令和3年度一般会計補正予算が提案され、新型コロナウイルスにより影響を受けた町民への支援策として、生活支援給付金やワクチン接種にかかる費用などが計上され、賛成多数で可決された。具体的には、国庫支出金を軸にした補助金が計画されており、教育や環境のさらなる充実が図られる。
最後に上がった請願では、再生可能エネルギーの拡大を求める意見が提出され、こちらもまた国への意見書の提出を決定した。この請願は、エネルギー政策の方向性を見極め、持続可能な社会を目指す重要な提案とされ、議員からも多くの支持を得た。新型コロナウイルスの影響に対する対策とともに、環境問題への配慮が重要とされている。