令和5年3月1日、越生町議会定例会で行われた議事では、多くの議案が審議された。特に、令和4年度越生町一般会計補正予算(第7号)や、越生町特定教育・保育施設等の運営基準に関する条例などが重要な議題として浮かび上がった。
新井康之町長は、これまでの国際情勢や新型コロナウイルスの影響による経済状況の厳しさを踏まえ、今後の施策について説明を行った。今年度の補正予算は国庫支出金や地方交付税の増減を受け、歳入・歳出それぞれ368万2,000円の増額を求めている。また、町の特産品における販売促進策や地域の活性化に向けた施策についても計画されている。
特に、「越生町特定教育・保育施設等の運営に関する条例の一部を改正」では、特定教育・保育施設の基準に関する変更が提案され、懲戒権の削除などが話し合われた。この改正は子どものしつけや児童虐待防止を目的とし、教育現場の調整が求められている。
また、越生自然休養村センターの指定管理者の指定については、株式会社越生特産物加工研究所が提案され、あたかも町の一つの観光名所としての役割を強化する提案が行われた。この指定管理により、イベント運営や地域特産品のプロモーションが相まみえ、町の観光振興を図ることが期待されている。
これらの議案は全て賛成多数で可決されたが、一方で議員からは田中広まちづくり整備課長への質疑が集まり、特に委託手数料や業務内容の実績に関する説明を求められた。議会内外の意見を踏まえ、今後の越生町の発展に寄与することが期待されている。