越生町議会の令和4年第3回定例会が、令和4年9月1日に開かれた。本会議では、認定第1号から第7号までの議案が提出され、令和3年度の各会計の歳入歳出決算が承認された。この中には、越生町一般会計や介護保険特別会計等の決算が含まれ、町民の意見を反映した透明性のある運営が求められている。
特に注目すべきは、令和3年度の越生町一般会計の歳入歳出決算認定で、新井康之町長が財源の状況を報告した。税収に関しては、消費税の増加や地方交付税の拡充が経済回復に寄与していると述べたが、町民税や固定資産税の減少が課題となっていることも強調した。また、令和3年度決算においては歳入総額52億7,815万2,710円、歳出総額47億5,389万1,963円となり、歳入が減少した背景にはコロナ禍の影響がある。
議案の審議を通じて、議員たちは町の財政状況や今後の施策について活発な議論を展開した。「今後も町民の健康と暮らしを守るために、持続可能な財政運営を目指すことが重要だ」と新井町長は話す。特に、介護保険事業特別会計の歳入が12億4,081万7,407円、歳出が11億399万1,957円と前年から増加したことが、地域住民のニーズに応える重要な指標であるとされている。