越生町議会の令和元年第4回定例会が12月3日、町内で行われた。議題には、予算の補正や条例改正、指定管理者の選定などが含まれ、10人の議員が出席のもと開会された。
最初の議題として、議会運営委員長の新井 康之議員が報告した日程案が全会一致で承認され、続いて、行政報告では新井 雄啓町長が台風19号による被害拡大についての深刻な現状を報告した。698人が避難所で生活する事態となり、多くの農業施設が傷んだことが指摘された。
新井町長は、特に危険箇所の復旧に向けて、計画的な建設工事や道路の修繕を行うと伝えた。議会では、承認された令和元年度越生町一般会計補正予算(第3号)により、2,104万2,000円の増額が計上され、町道や林道の復旧が急務となることが強調されている。
議案第38号では、議員報酬の見直しが提案され、賛否が分かれる場面もあった。新井町長は、年度内に給与改正を実施し、今後の健全な町政運営に向けて全員の理解を求めた。